効果的なDM発送戦略にはさまざまな要素がありますが、その中でひときわ大きなポイントを占めるのは時期です。同じ内容であったとしても、いつポストに入ったかというタイミングによって手に取って読んでもらえるか、それとも手には取られるもののそのまま捨てられてしまうかの命運を分けます。当然ですがDMは発送されるだけでは意味がなく、お客様の手に届き、読んでもらうこと、そして購入や問い合わせなど利益につながる行動を起こしてもらう必要があります。
では具体的にいつ頃であれば効果的な発送時期と言えるでしょうか。業界や取り扱っている業種によって最適な時期は変わりますが、業界に関係なく効果的な時期も存在します。その時期はライバルも増えますが、適切な工夫を行うことで自社のDMを手に取ってもらえる可能性はぐっと高まります。その方法も併せてご紹介しましょう。
夏と冬のボーナス前は消費意欲が高まる絶好のチャンスです。この時期であれば高額商材の紹介であっても手に取ってもらえるチャンスが増えます。一度の必要金額が大きい車や住宅リフォームであればこの時期がチャンスです。DMに用いる資材も高級感のあるものや手触りにこだわったものなど、普通のDMとは少し違うという部分をアピールしましょう。
特に視覚へのアピールは重要です。人間は知覚情報のほとんどを目から取り入れていることから、目につきやすいということはそれだけで競合より一歩リードしたことになります。赤や黄色、金色などを効果的に用いて、派手すぎないものの目立つデザインを作りましょう。
家具や家電といった、新生活でも使うものは、新生活が始まる少し前にアプローチをかけることが重要です。低価格帯のものであれば1人暮らしを始めたばかりの大学生や社会人への訴求力が高まります。特別クーポンを付与しても効果的でしょう。
実はこの3つの月は、もともと通販業界で効果的と言われていた月です。DMの運用に関して言えば、通販業界は他の業界よりも一日の長があります。さまざまな施策を行っているため、通販業界の施策を確認してみて取り入れられることは取り入れるとよいでしょう。
受け取り手からすれば、この時期は多くのDMがポストに投かんされます。中身を確認せず、まとめてゴミ箱に入りやすい時期とも言い換えられます。それを防ぐためにも工夫が重要となります。視覚に色で訴えかけるだけではなく、文字でお得なクーポンを封入している旨を告知したり、中身が見えるよう透明なビニル封筒を使ったりなどさまざまな工夫が考えられます。
ポストに入る時期を考慮して発送することは、一企業ではなかなか難しいことです。そこでおすすめしたいのが代行業者を利用するし、発送業務を行ってもらうことです。代行業者は数多くのDMを取り扱ってきた経験があるため、どのDMはいつ発送することで効果が得られるかという点を知り尽くしています。その経験によるアドバイスをもらえることも代行利用のメリットのひとつです。費用面が気になる、と思われるかもしれませんが、その場合はDM発送業務のみを代行してもらうなど、一部作業のみの利用をおすすめします。メールカスタマーという企業は一部作業のみの利用もできる代行業者のひとつです。DMの種類や発送までの流れ、注文方法などがくわしく説明されており、読むことでより効率的な運用ができるようになるでしょう。詳細はこちらからご確認ください。 DM(ダイレクトメール)を発送するまでの流れ
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